【SVシングル S10】二災三炎 - 密林チオンサイクル(最終984位 - R1905)
こんにちは 泥Cと申します。
ポケモンSVランクマッチS10お疲れ様でした。
今回はSV初の3桁順位&目標にしていた人生初R1900を達成したので、自分の節目の記念・記録も兼ねてSV初の構築記事を書きます。
【使用構築】二災三炎 - 密林チオンサイクル
【目次】
コンセプト
ただ受けるだけでなく、定数ダメやサイクルの中で着地させたアタッカーの火力を押し付けてサイクル勝ちを目指す。
構築経緯
DLC解禁後、普段から仲良くさせてもらっている方にチオンジェン@フェアリーテラスが強そうと教えてもらったのでここから構築を組み始めた。
チオンジェンを使うならやはりサイクル構築で使いたいと思い、しばらくポケモンから離れていた自分でも知っていたほど「チオンドヒド」の並びとして有名な相方としてドヒドイデを採用。これを構築の軸とした。
(ドヒドイデの他にドオーも試してみたが、眼鏡イーユイや眼鏡サーフゴーまで考えてドヒドイデを採用した。)
次に炎オーガポンが重いので少しでも強そうなカイリューを採用した。
初めてのサイクル構築だったこともあってこの先がかなり迷走気味だったが、ここまでの3体だけは最後まで変わらなかった。
ここまででチオンドヒドの天敵であり、受けられても倒せないサーフゴーが重かったためイーユイを採用した。
上の4匹で重かったのがガブリアスやカイリュー、パオジアンなどの物理の積みポケモンと、ドヒド頼りとなっているハバタクカミ。
これらに対して、広めに強く出られるようにそれぞれヒートロトムとヒードランを採用した。
この2枠は様々なポケモンを採用したり解雇したりと色々なパーツを試したが、最終日の深夜にこの2匹に落ち着いた。
個体紹介
チオンジェン(妖)@食べ残し
特性:災いの御札 性格:図太い(B↑A↓) テラスタイプ:フェアリー
実数値:192(252)- 81 - 167(252)- 115 - 156(4)- 90
調整
・HB特化
・余りD
物理受け担当。物理であれば水ウーラオスなどのタイプ相性上不利なポケモン相手でもテラスタルを絡めて対面から返り討ちにしたり、宿り木を入れるなどの仕事ができる。
負けそうな試合でも諦めずにこのポケモンで残飯+宿り木で回復しつつ相手をじわじわ削っていくことでTODに持ち込んだり、或いはイカサマやギガドレ圏内に入れて交代際の相手のポケモンを突破したりして何度も逆転勝利へと導いてくれた。
ドヒドイデ(毒)@黒いヘドロ
特性:再生力 性格:穏やか(D↑A↓) テラスタイプ:毒
実数値:157(252)- 66 - 173(4)- 73 - 213(252)- 55
技構成:トーチカ/毒々/黒い霧/自己再生
調整
・HD特化
・余りB
チオンジェンの苦手な特殊高火力に対する特殊受け担当。
相手のポケモンを1匹倒してしまえばサーフゴーやハバタクカミの前で居座ってTOD勝ちできる展開が多かった。眼鏡イーユイや眼鏡サーフゴー、眼鏡ハバタクカミなどで崩しに来ようとする相手に対しては、チオンジェンの守るとドヒドイデのトーチカで技を見てから対応できた。
また特性の再生力がTODに際してかなり強く、初めてのサイクル構築だったからこそその有用性を強く実感することができた。
カイリュー(無)@拘り鉢巻
特性:マルチスケイル 性格:意地っ張り(A↑C↓) テラスタイプ:ノーマル
実数値:191(196)- 204(252)- 118(20)- × - 121(4)- 105(36)
技構成:神速/逆鱗/地震/アイススピナー
調整
・A特化
・HP:16n-1
・S:無振り84族抜き
・余りBD
オーガポンを受けてから高火力を押し付けられる。
最初はアンコール持ちのクッション型、次に竜舞型と試した。しかし、オーガポンへの処理の早さとサイクル構築の都合上、最初から高火力で技を打ち逃げできて拘り解除もある程度容易で相性も良いと考え、鉢巻型で採用した。
イーユイ(炎)@拘り眼鏡
特性:災いの珠 性格:控えめ(C↑A↓) テラスタイプ:炎
実数値:131(4)- 76 - 100 - 205(252)- 140 - 152(252)
技構成:悪の波動/火炎放射/噴煙/オーバーヒート
調整
・CS特化
・余りH
チオンドヒドに出てきがちなサーフゴーとの対面を作って超火力を押し付ける火力特化の眼鏡型。
ヒードラン(妖)@特性ガード
特性:貰い火 性格:穏やか(D↑A↓) テラスタイプ:フェアリー
実数値:197(244)- 86 - 128(12)- 150 - 173(252)- 97
技構成:マグマストーム/ラスターカノン/大地の力/鬼火
調整
・ほぼHD特化
・余りB
対ハバタクカミに加えて重めな炎オーガポンも誤魔化せるように、TLで見た特性ガード型を深夜3時に即育成・即採用した。
結果的に炎オーガポンと対面することはなかったが、ハバタクカミに対しては十分に仕事をしてくれて、採用してからの11戦中7戦は選出することができた。
ただオーガポンまで見ようとするのは欲張り過ぎだと感じた。眼鏡ハバタクカミのシャドボが普通に痛く、目の前のハバタクカミor交代際の相手に対して削りを入れる方が大事なことが多くて鬼火を撃つ暇もあまりなかったため、チョッキ採用の方が良かったかもしれない。
ヒートロトム(鋼)@オボンの実
特性:浮遊 性格:図太い(B↑A↓) テラスタイプ:鋼
実数値:157(252)- 76 - 174(252)- 125 - 128(4)- 106
調整
・HB特化
・余りD
対物理に対して受け出しつつ、鬼火を入れたりサイクルを回したりする便利枠。
また構築が物理ポケモンの積み、特に流行っていたガブリアスが辛かったため、初手はチオンジェンの対面イカサマ、それ以外はロトムでテラス絡めながらイカサマや鬼火で対応できるようにしていた。
他のポケモンと相性補完も悪くなかったため、採用後は初手の様子見等でとても投げやすかった。
感想
初めてのサイクル構築だったこともあり、プレミが原因で負けたり、最後の最後まで構築がまとまらなかったりと苦労も多かったです。ただそれ以上に、ポケモンをやってて一番楽しい時期だったという気持ちが最も大きいです。
毎日潜っては1戦ずつ振り返って記録を付け、色々なポケモンを入れ替えては試すを繰り返したのも、使い続けていく中でまだまだ未熟だけどサイクルを上手く回して勝てることが増えたことも、剣盾から通して最もポケモンに対して努力した期間だったからこその体験だと思います🐢
結果として最終日はほぼ24時間対戦し、最後には5連勝で目標にしていたR1900とSV初の3桁順位を初めてのサイクル構築で達成することができて、自分としてはかなり大きな達成感を味わうことができました✨
今回で一つ大きな目標を達成できたので、これからはR1950と3桁順位前半を目指して頑張ろうと思います!!
Special Thanks
🐻みつりさん
普段から仲良くしてくださっているみつりさんにチオンジェンを教えてもらったことが、今回サイクル構築に挑戦するきっかけとなりました🐢
連敗して心が折れそうなときもありましたが、みつりさんに何かしら良い報告をしたいというある種の意地で頑張ることができました✨
何より数日前にみつりさんのYouTubeアーカイブで見たラストのジバコ戦を見てから、対戦に向かう姿勢が一つ大きく変わったと思います。あの試合を見たおかげで、不利な状況からでもプレイング次第でひっくり返せるという諦めない気持ちが自分の中で大きくなり、そのおかげで実際に不利展開から逆転勝利に持っていけた試合が増えました。
何もかも振り返ればみつりさんのおかげという部分が大きいので、この場を借りて改めてお礼させてください。ありがとうございました!!
(構築名はみつりさんとチオンジェンの草タイプ要素から取って、「密林~」にしようと決めてました。)
【剣盾シングル S35】モノクロ展開 - 日食バドキュレム【最終821位-R1784】
こんにちは 泥Cと申します。
S35、そしてポケモン剣盾ランクマッチお疲れ様でした。
目標にしていた2度目の最終3桁順位をS35で達成できたので、最終シーズンということもあり2回目の構築記事を書いてみようと思います。
【使用構築】モノクロ展開 - 日食バドキュレム
構築名は基本選出が日食ネクロズマ(黒),Wキュレム(白+BW禁伝),黒馬バドレックス(黒)でメインカラーがモノクロ(白黒)+展開構築であることから
モノクロ(白黒)展開としました!
【目次】
コンセプト
・読まれにくい襷日食ネクロズマのステロ電磁波展開→裏のアタッカーで抜いていく
・採用率の高いザシアンに対し、積む前は明確に不利→積めれば有利なアタッカーで誘い殺し、全抜きを狙う
構築経緯
元々色々な構築を試している中で、TwitterのTLで見た襷ナットレイ+珠ホウオウを使っていました。その時に感じたのが次の3点。
・電磁波ステロから裏のアタッカーを通す動きの強さ
・行動保証を盾にして強引に展開できる
・想定外の襷枠で相手の型判別や初手ダイマのターン枯らし等が行える
ただ、襷ナットレイでは電磁波を入れてもほぼ全てのポケモンを抜けず、初手の対面によっては電磁波orステロの片方しか仕事が出来ないのが使いづらいと感じました。
そのため、
・型が多くて襷が読まれづらい
・麻痺を入れることで大抵のポケモンを抜ける最低限の素早さ
・場合によっては初手から削りも入れられる火力
といった理由から襷日食ネクロズマを採用しました。
裏のアタッカーとしては火力が高くて受けづらいWキュレムと黒バドレックスを採用し、これを基本選出として考えました。
Wキュレムは火力が高くて受けられにくく、ダイマor竜舞でSを上げることで全抜きも視野に入れられる点から採用しました。
黒バドレックスはスカーフ込みの圧倒的素早さで削れたポケモンを上から一掃できるので最後の詰め枠として採用しました。
基本選出であるこの3匹はそれぞれの苦手な部分を補えるシナジーもあり、使っていて楽しかったです。(詳しくは後述)
補完枠としてはゼルネアスとザシアンを採用しました。
ゼルネアスはWキュレムに同じく、ジオコンを積むことで高い全抜き性能を誇る上、基本選出の内2匹が呼びやすいイベルタルに基本有利なことから採用しました。
(あまり選出できなかったので変えた方が良さそうだけど考える時間がありませんでした...反省ポイント1です💦)
ザシアンはやはり単体性能が高く、展開後は対面チックになりやすいこの構築で裏から出すアタッカーとしては適任のため採用しました。また積んだゼルネアスをメタモンでコピーされた場合に全員撃ち抜かれるため、そのストッパーとしての理由もありました。
最後はここまででグラードンやホウオウがやや重かったため、そこに強く出られるジガルデを採用しました。
個体紹介
日食ネクロズマ@気合いの襷
特性:プリズムアーマー 性格:意地っ張り(A↑C↓)
実数値:183(84)-229(252)-148(4)-×-130(4)-118(164)
調整
S:麻痺状態の最速スカーフ90族抜き
先述の通り、安定かつ想定外の所から電磁波ステロを展開できる初手要員。
日ネクといえば裏から出てくる事が多く、主な型としてもHBベースの物理受け、壁や起点作りのサポートを受けての積みアタッカーがほとんどです。
そのため初手投げ自体が想定されにくい上、初手ダイマまで考えると挑発を打つ余裕を与えないレベルに圧力のあるポケモンなのでほぼ確実に襷で耐えて電磁波でS逆転→ステロ撒いて退場という役割を果たしてくれました。
また、構築的に初手に来やすいポケモンに対し、予めパターン化しておいた動きから裏につなげるのが強かったです。(具体的な動きに関しては後述)
最終日の試合の8~9割は安定して初手選出できたので、自分で考えたにしては上手くはまったポケモンだったと思います。
技構成としてはコンセプト通り電磁波ステロ+タイプ一致な上に特性貫通してルギアなどにも削りを入れられるメテオドライブまでは確定。
残りはH199-B135ザシアンのインファへの返しで撃つことで12/16(75%)で対面処理ができ、ムゲンダイナやゼクロム等への打点ともなる地震を採用しました。
他の候補としては壁展開を阻害できるサイコファング、ホウオウ意識の岩技などがあるのかなと思います。
Wキュレム@命の珠
特性:ターボブレイズ 性格:臆病(S↑A↓)
実数値:200-126(4)-110-222(252)-120-161(252)
技構成:吹雪/大地の力/ダブルウイング/竜の舞
調整
S:+1で最速ザシアンまで抜けるように最速
Sさえ上げれば本来ガン不利のザシアンなども含め、圧倒的火力と範囲で全抜きを狙うことができる強力なアタッカーでした。無理やり受け回して凌いでくる相手もサイクルを疲弊させ、裏の黒バドやザシアン圏内に叩き込めるのがとにかく強かったです。
ザシアンに対面ガン不利なのを理由に使いづらいイメージが先行してこれまで使ってきませんでしたが、初手の日ネクによってザシアンを一旦引かせるor対面で処理するなど、構築段階で対策を考えることでかなり活躍してくれました。
技構成としては結構選択肢ある上に、じっくり考察する時間もなかったので選択理由を挙げておきます。(反省ポイント2)
・吹雪:ダイマ無しでもH213ルギアを13/16(81.2%)で落とせるタイプ一致の技。他の候補としては命中安定の冷B、カイオーガへの打点にもなるフリドラですね。
・大地の力:主にザシアンを始めとする鋼への打点で、アースとして撃つことで特殊ポケモンとの打ち合いにも強くなれます。クロフレとの選択だと思いますが、ダイマが枯れた後のステロ+大地でザシアンにギリギリ耐えられて負けることが多かったので、威力10の差は大きかったかも知れません。
・ダブルウイング:全抜きを狙う上で必要なS上昇のためのジェット媒体となる技。竜舞と選択の場合もあると思いますが今回は両採用してみました。
・竜の舞:ダイマを切らずにSを上げる手段+ウォール媒体にも。ダブルウイングと選択にすることで黒バドへの打点となるシャドボ、ホウオウ意識の原始などが候補に挙がるかも知れません。
黒馬バドレックス@こだわりスカーフ
特性:人馬一体 性格:控えめ(C↑A↓)
実数値:183(60)-×-130(252)-221(124)-121-181(84)
技構成:アストラルビット/サイコショック/ドレインキッス/トリック
調整
HB:A244ザシアンの+1巨獣斬を13/16(81.3%)で耐え
S:準速125族抜き~実数値180までのHASザシアンを素で抜けるように
削れたポケモンを一掃するアタッカー兼詰め枠。また襷を持ちやすいポケモンなので見せ合い画面で襷日ネクの隠れ蓑としても機能していたと思います。
禁伝幻環境ではイベル以外に明確に受けられる事が少なく、イベルが削れたor落ちた後の一貫性が凄まじいのでラス1から疲弊した相手の3匹をまとめて撃ち抜く展開も何度かありました。
調整は自分で軽く考えたものですが、これが原因で負けた試合も勝った試合もなかったので強い人ならもっと良い配分があると思います。
技構成としては一般的なスカーフ黒バドそのままにしていますが、基本一貫性を取ってアスビでぶち抜くのが仕事なのでこれで良かったと思います。強いて言うならダイマ時のウォール媒体となる技とMF展開のためのドレキも合わせて必要かなと思います。
ゼルネアス@パワフルハーブ
特性:フェアリーオーラ 性格:図太い(B↑A↓)
実数値:221(156)-×-161(252)-157(48)-118-126(52)
技構成:ムーンフォース/ドレインキッス/ラスターカノン/ジオコントロール
調整
HB:A244ザシアンの+1巨獣斬→電光石火をB+1ダイマ下で確定耐え
S:+2で+1最速100族抜き
要検討枠兼入れ替え候補筆頭。
Wキュレムが何らかの理由で出せない場合の代わりの積みアタッカーとして、真っ先に積みアタッカー代表として思いついたので採用しました。しかしマーシャドーへの有利不利以外はWキュレムと役割がほぼ被っており、どちらを出すか悩んで結局Wキュレムを出すことが多かった気がします。
一応ザシアンを誘い殺すのがコンセプトの1つなので積んだ状態で対面打ち勝てるHBラスカ型にしたことで、出した試合ではザシアンごと裏まで貫いてくれることもありました。
技構成としては一般的なHBゼルネアスと同じです。
強いて言うなら構築コンセプト的に威力優先のムンフォだけにして、ホウオウへの打点としてドレキを雷にしようかと一瞬考えもしました。しかしこのポケモンの性質上、どうしても積む際に受けてしまうダメージ分のHP回復、対面からマーシャドーをほぼ無傷で処理できるといった利点も大きく、この構成に落ち着きました。
ザシアン@朽ちた剣
特性:不倒の剣 性格:陽気(S↑C↓)
実数値:197(236)-193(20)-135-×-121-220(252)
技構成:巨獣斬/じゃれつく/ワイルドボルト/剣の舞
調整
S:最速
言わずと知れた禁伝環境の強力なアタッカー。構築的に呼びやすいイベルに対して見た目が強いのもgood(大体出てくるけど)。
当初はホウオウナットに強いインファワイボのHAで採用してましたが、いくら誘い殺しがコンセプトでも積めなければザシアンに弱い構築に変わりないため、ザシアンミラーにめっぽう強いHSに急遽変更しました。(その名残で削る必要のないHが削れてAに20振ってます。反省ポイント3)
黒バドの代わりに他の積みアタッカーと合わせて出したり、あるいはバドザシの組み合わせで出したりと、単体性能の高さから選出のしやすさはピカイチでした。
またHSにした都合上、ザシアン自身も自然と積みアタッカーになれるようになり、構築との噛み合いがよかったと思います。
技構成としては一般的なHSザシアンとほぼ同じで巨獣斬と剣の舞までは確定。残りは等倍範囲の広そうなじゃれつくと、ゼルネアスに雷がないことからホウオウへの打点重視でワイボを選択。
ジガルデ@カゴの実
特性:スワームチェンジ 性格:腕白(B↑C↓)
実数値:215(252)-121(4)-166(76)-×-125(76)-128(100)
【PF時:323(252)-121(4)-166(76)-×-125(76)-118(100)】
技構成:サウザンアロー/蜷局を巻く/蛇睨み/眠る
調整(S34で結果を出されていた方の調整を真似させていただいたもの)
S:PF時、麻痺したS+1最速91族抜き
最後の補完枠としてHBベースでの採用。
先述の通り、構築単位で重そうだったグラードンや珠ホウオウ等に強いポケモンを探していたとき、前期結果を出されていた方の記事を拝見して見つけました。
何となくジガルデ=強者の方専用機で扱いづらいイメージでしたが、記事の「後出しから起点にできる化け物」という文言に一目惚れして初採用させていただきました。
採用理由自体が特定のポケモンへの対策枠という形だったので選出率こそ低かったですが、出した試合は凄まじい活躍をしてくれてほとんど勝てたのではと思います。
選出
基本選出:
初手で日ネクと対面しやすいポケモンに対し、電磁波ステロを安定して展開することで一気に火力を押し付ける展開に持っていける、最も安定した選出だったと思います。
この選出の初手日ネク→Wキュレム黒バドにつなぐシナジーとして、以下の有利な状況を裏に引き継げるのが強かったと思います。
①ザシアンを一旦引かせて先述のオーガ、イベル等に麻痺を入れることで起点を作れる。
②黒バドの一貫を切るイベルに麻痺を入れたり、ダイマを吐かせたりして残す選択肢を取りづらくできる。
③黒バド等への襷潰しによってスカーフ黒バドへの切り返しを阻止できる。
またWキュレムと黒バドも攻めの相性がよく、
・日ネクが呼ぶオーガや地面枠、黒バドが呼ぶイベルにはWキュレムが強い
・Wキュレムが呼ぶザシアンや日ネクには黒バドが強い
といった具合に、片方の不利なポケモンにもう片方が有利なことが多かったです。
マシャ入り:+から1匹
黒バドが襷でない都合上、初手からラス1まで常に影打ちで縛られるのは窮屈なので、日ネクのステロと合わせて安全に処理できるザシアン@1としていました。
実際マーシャドー入りには出されることが多く、初手に来ることも多かったです。その場合はHB警戒で引く→その間にステロを撒いておくことで安全に処理して勝てることが多かったです。
重いポケモン
ザシアンと同じく鋼タイプでWキュレムが抜群突かれるほか、シンプルにダイマされると打ち合いが強すぎてきつかったです。特に裏から出てきたときには2体がかりでどうにか処理した頃には疲弊しきっていて、そのまま負けることが多かったように思います。
ゼルネアスで切り返せた試合も何度かありましたが勝率はよくなかったです。
電磁波カイオーガ
裏のザシアンまで考えるとWキュレムの起点には絶好の相手であるカイオーガから不意に電磁波が飛んでくると一気に追い込まれた記憶があります。
麻痺の計算を知らなかった私は相手が引いてこないのをいいことに2回舞ってジェットで突破し(麻痺状態S+3)、出てきたザシアンにどや顔でアースを押したら最速ザシアンに切り刻まれました。
その他(珠サンダーや珠ホウオウなど)
構築の都合上、日ネクの裏から出す2体目はWキュレムorゼルネアスといった積んでS上昇を狙うことがほとんどです。そのため、初手ダイマ→電磁波撃って退場といったポケモンに麻痺を入れられるだけで途端にプランが崩壊させられるのがきつかったです。
レンタルパーティ
最後に
大した結果でないにしろ、目標にしていた2度目の最終3桁を剣盾最後のシーズンで達成できたのは素直に嬉しく思います。
1度目の時同様、今回もまた直前で思いついた構築で最終日に臨み、しかもそれなりに気に入った感じの構築ができたのも何かの縁だったかなと思います。しかし同時に、もう少し早く思いついていたらもっと改善できたかな~と弱者なりに反省はつきません。
ただ、今作から対戦を始めてたくさんの人にアドバイスいただいたり、作ると良いといわれた対戦ノートを書くようになったりしてほんの少しくらいは成長したかなと思っております!(クソ雑魚→雑魚くらい)
SVからは今作ほど時間をかけることはできないでしょうが、その分もっと積極的に強くなれるようにアクション起こして頑張ろうと思います!
対戦してくれた方々、Twitterでアドバイスくれたり声をかけてくれたりした方々、そしてここまで読んでくださった方々とポケモン剣盾に感謝して以上とさせていただきます。第8世代お疲れ様でした!!
【剣盾シングルS31 最終777位(レート1817)】一夜漬けカバザシイベル
初めまして、泥Cと申します。S31お疲れ様でした。
個人的なことですが今作からガチ対戦を始めた私が、念願の最終3桁を達成した記念として構築記事を書いてみようと思います。
自分の構築について話すのが目的というよりは、むしろ強い方たちからアドバイスをいただきたくて書いてる所ありますので、見てくださった方は是非是非ご指摘・アドバイスをいただければ嬉しいです。
【使用構築】
【目次】
コンセプト
コンセプトとしては至極シンプルで、以下2つです。
・カバルドンの欠伸ステロ展開からのザシイベルのパワーで撃ち抜く
・カバルドン展開が難しい相手に対してはサイクルを回しながら削りきる
構築経緯
今月は最終日寸前までステロ+黒バドザシアンの構築を使っており、最終日を目前にして「2つ目のパーティ用意するかぁ」と思い立ったのが始まりです。
(最終的に元のパーティよりも勝率がよかったため、ぶっつけ本番で最終日の一夜を駆け抜けることとなりました。)
パーティを組むに当たって簡単なコンセプトとして、ステロ+禁止伝説2匹のパワーで押し切る構築がそれなりに自分に合っていると感じたため、ステロ撒き+パワーのある禁止伝説の組み合わせから考え始めました。
まずは禁止伝説2体について、ダイマックスを切る必要なく物理の圧倒的火力を誇るザシアン。
そのザシアンが不利を取る日食ネクロや黒バド、ヌオーなどに強く、ダイマックスを切った際に特殊の超火力を押し付けられる珠イベルタルを採用しました。
どちらもアタッカー気質の禁止伝説であると共に、次の3点から自分でも扱いやすい組み合わせであると考えたために採用しました。
・物理特殊で殴る範囲の補完が上手く取れている
・片方はダイマックスを切る必要がない分、誰にダイマックスを切れば最もパワーが出るか分かりやすい
・伝説2体ルール初期から使い続けていた組み合わせのため、自分が使い慣れている
次にステロ枠だが、欠伸ステロ展開の優秀さに加え、持ち前の耐久力の高さによる初手選出のしやすさからカバルドンを採用しました。
ザシイベルと組む際のステロ枠として、カバルドンに並んで同じく欠伸ステロ展開ができるラグラージがよく挙げられますが、今回は次のような点からカバルドンを採用しました。
・ステロ以外にも砂で襷や頑丈を潰すことができて、ザシイベルの火力を押し付けられる際に切り返されづらい
・ふきとばしによって要塞化したジガルデ、ムゲンダイナ、日食ネクロなどを一旦流すことができる
・欠伸ステロ+ふきとばしによって半強制的に相手の選出を割り、自分の展開の仕方を考えることができる
(例:イベルタルのダイマックスをいつ切るか、誰を通せば勝てそうか等)
このような流れでカバザシイベルの基本選出が確定し、残りはこの3匹で戦うことが厳しそうなポケモンや構築に対してクッションになったり、サイクル戦に持ち込んでごまかしたりできるポケモンを採用したいと考えました。
中の下代表の私なりにぱっと思いついたカバザシイベルでキツいポケモンは次のような感じです。
・ザシアン ・カイオーガ
・ホウオウ ・メタモン
・珠サンダー・襷マンムー
よってこの辺りに対応しつつ、できるだけ汎用性を高めることを目指して採用したのが残りの3匹です。
まずはスカーフヒートロトム。採用理由は以下の通りです。
・珠サンダーやザシアンに対してある程度強い
・岩技のないマンムーに対して一方的に襷を削ったり、相手の裏に負荷をかけたりできる
・コピーされたザシアンに対して巨獣斬を耐えながら切り返せる
・ホウオウに対しても最低限の削りを入れられる
次に貯水の鉢巻ガマゲロゲ。カイオーガにはもちろんのこと、ホウオウやザシアンに対してもそこまで弱くないため採用しました。
相手視点すいすいの可能性まで考慮すると珠サンダーの初手ダイマを切りづらそうなのもgood。
(ちなみに元々はオボン持ちの毒ステロ型で採用する予定でしたが、いざ潜ろうとしたら上のカバがオボン咥えてたので急遽変更しました。)
最後はアッキサンダー。ホウオウやザシアンに強く、またメタモンにザシアンをコピーされた際の退き先として採用しました。
それ以外でも初手でダイマックスをしてくるような、すいすいガマゲロゲ(物理)や珠ランドロスにもダイマックスを絡めることでいなすことができるのが偉い点かなと思います。
個体紹介
ザシアン@朽ちた剣
特性:不闘の剣 性格:意地っ張り(A↑C↓)
実数値:191(188)-231(156)-141(44)-×-136(4)-183(116)
技構成:巨獣斬/じゃれつく/インファイト/電光石火
調整
HB:A244ザシアンの+1巨獣&石火を215/256(約84%)で耐え
S:準速130族抜き
A:余り
火力、耐久、素早さを全てある程度まで振っていて、よく言えばオールラウンダーで悪く言えば中途半端。
HS以外なら大抵のザシアンに対して上を取れる素早さに、ある程度広い範囲に対して陽気ASを上回る程度のパワーで圧力をかけられます。
前はHSベースのザシアンを使っていましたが、とある方の配信での話を聞いていて、やはりザシアンはある程度パワーがあってこそだと感じたので今の調整になりました。
またほぼHA特化のようなザシアンは強い人たちがよく使っているイメージですが、遅いザシアンは下手な私が使うと一生ザシアンミラーで負けてしまい、かえって勝率が落ちかねないので今の形に収まりました。(アドバイス欲しいポイント)
技構成として、言わずと知れた最強技である巨獣斬と、そのリーチを伸ばす電光石火。さらにバンギラスやラッキー、ハピナスなどの特殊受けやポリゴン2などへの打点としてインファイトまでは確定。
残りはタイプ一致技であり、ザシイベルの天敵サンダーや禁止伝説のゼクロム、ジガルデなどに対しての打点としてじゃれつくを採用したが、こうして振り返ると撃った試合の記憶が1度しかないため、ホウオウ意識のワイルドボルトの方がいいかも知れない。
(唯一じゃれを撃った試合は身代わりムゲンダイナに巨獣じゃれのPPを枯らされた。)
イベルタル@命の珠
特性:ダークオーラ 性格:控えめ(C↑A↓)
実数値:209(60)-135-128(100)-182(116)-119(4)-148(228)
技構成:悪の波動/デスウイング/熱風/不意打ち
調整
HB:A244ザシアンの+1巨獣&珠ダメを15/16(約94%)で耐え
HD:C183珠イベルタルのダイジェット&珠ダメを2耐え
S:+1で最速ザシアン抜き抜き(最速黒バドと同速)
C:余り(ステロ込みダイバーンでH199D136ザシアンが8/16で乱数1発)
先にダイジェットを積んでザシアンの上を取ることでほとんどのポケモンで止まらなくなり、かつダイマックス時の火力を出来るだけ高く保てるように控えめの個体です。
前は何も考えずにCSで使っていましたが、これもザシアンと同じくとある方の配信でいただいたアドバイスを元に改善したものです。ザシアンの前で無理やり1回突っ張れるように特化+1巨獣斬&珠ダメをほぼ耐えられるように調整してます。
技構成としてはタイプ一致技の悪の波動、デスウイングに加え、ザシアンへの打点として熱風は確定です。
残りは不意打ち以外に挑発、羽休め、追い風etc...と色々ありますが、刈り損ねたポケモンを高火力の先制技で縛れる不意打ちが強力かつ扱いやすいと感じました。
最近で言うと上位プレイヤーの方が開発された、ジオコンダイスチルでA特化ザシアンの+1巨獣&石火を耐えるゼルネアスに対して、ザシアンで削った後に不意打ちで処理が効くのも偉いと思います。
カバルドン@オボンの実
特性:砂起こし 性格:腕白(B↑C↓)
実数値:215(252)-132-179(196)-×-100(60)-52
調整
HD:C177珠サンダーのダイジェットを15/16で耐え
HB:A244ザシアンの+1巨獣斬をオボン込みで248/256(約97%)で2耐え
S:最遅ラグラージ抜かれ意識のS0個体
前から使ってる個体をそのまま使いましたが、最近は控えめの珠サンダーもよく見るので初手突っ張るのはちょっと怖いかも知れません。
技構成も極めて一般的なもので私なんかが語るようなことはありません。
サンダー@アッキの実
特性:静電気 性格:図太い(B↑A↓)
実数値:197(252)-×-150(252)-145-111(4)-120
技構成:10万ボルト/暴風/電磁波/羽休め
調整
HB:特化
D:余り
ホウオウ、ザシアン、メタモンのコピーザシアン意識のHB特化。
仕事としては主に以下2つだと思います。(正しい知識を誰か教えてください。)
・ホウオウなどに投げて一旦流すか、そのまま削るクッション的役割
・有利対面で様子見しつつ、対面や裏のポケモンに麻痺をばら撒く
技構成としては暴風と羽休めは確定かと思います。
残りはボルチェン、10万、放電などの電気技にザシアン意識の熱風、変化技で身代わり、電磁波、回電波、充電とかなり選択肢が多く、構築によって変わるのかなと思いますした。
(最終日イキってボルチェン入れてましたが、ホウオウを雑に削れる10万にすればよかったと思いました。)
弱い私あるあると言いますか、回復実や襷以外の1度消費すると無くなってしまうアイテムは使うのに抵抗がありましたが、いざ使ってみると想像以上に強かったです。
ガマゲロゲ@拘り鉢巻
特性:貯水 性格:意地っ張り(A↑C↓)
実数値:197(132)-159(236)-112(132)-×-96(4)-95(4)
技構成:アクアブレイク/地震/パワーウィップ/ステルスロック
調整
HB:A244ザシアンのじゃれつくを確定耐え
A:ほぼ特化
先述の通り、持ち物被りに気づいて急遽変更するため、構築記事でガマゲロゲを検索した際に多く目に付いた鉢巻ガマゲロゲとなりました。
故に調整もいくつか見させていただいた中でほぼ共通だった調整にしてあります。
技構成もタイプ一致技のアクアブレイク、地震とカイオーガ意識のパワーウィップまでは確定だと思います。
残りは他の方の記事を拝見していても毒々orステルスロックのどちらかが採用されており、私はパーティコンセプト的にステロを採用しましたが、結局タイプ一致技以外を1度も撃つ機会が無かったので適当なことは言えませんね。
(ただ私のパーティ的にポリゴン2やラッキー、ハピナス辺りをザシアンに一任している節があるので毒々の方がよかったかも)
使用感ですが、カイオーガへの圧力はもちろんのこと、ホウオウ絡みのサイクルに強く出られたのがよかったです。
ホウオウナットバンギのようなサイクルに対し、ホウオウを倒せばザシアン、ナットを倒せばゲロゲの水技が一貫するといった試合展開に持って行くことで、禁止伝説が2体とも不利気味なホウオウ軸に対してかなり安定して勝つことができました。
ヒートロトム@拘りスカーフ
特性:浮遊 性格:控えめ(C↑A↓)
実数値:125-×-128(4)-172(252)-127-138(252)
技構成:ボルトチェンジ/10万ボルト/オーバーヒート/トリック
調整
CS:特化
B:余り
特に調整していませんがコピーされたザシアンの+2巨獣斬も確定で2耐えしてくれますから、死に出しから、体力満タンなら後出しからでも十分切り返しができます。
またサンダーやホウオウにもタイプ上強く、有利にサイクルを回すことができます。
技構成はサイクル用のボルトチェンジに、タイプ一致技の10万ボルトとオーバーヒートまでは確定。残りはトリック、電磁波、鬼火などがありますが、先述の通りポリゴン2などをザシアンに一任している節があるため、それを誤魔化すためのトリックを今回は採用しました。
選出
基本選出:
対オーガザシアン軸/ホウオウダイナ軸: @1
対ザシイベル軸: @1
ぱっと思いついた限りで書きましたが、選出を考える流れとして以下2ステップで決めるようにしてました。
1.カバルドンから展開できるかを考える
2.ザシイベル(鉢巻ガマゲロゲ)の誰を通すか考え、そのポケモンの障害になりそうなポケモンを処理する方法を考える
最後に
初3桁を取った記念としてこれまた初めて構築記事を書いてみましたが、読みづらい駄文だったり、わけわかんないことを書いていたりするかも知れませんが許してヒヤシンス。
元々禁伝2体環境はザシイベルを使い続けており、6月は初めて黒バドザシアンを使っていた中で、最終日になってまたザシイベルに戻ってくることとなりました。
私はポケモンをやっている友人などもおらず、誰かに相談したりアドバイスをいただいたりすることがほぼ無かったので、こうして目標としていた最終3桁を達成できて本当に嬉しいです。
3桁を達成して何がしたかったかと言えば、何となくポケ勢を名乗る権利を得られるような気がしていて(個人的にですが)、これで少しでもポケモンの話ができる相手が見つかればいいなと願っております。
というわけでここまで読んでくださった方々(がいれば)、本当にありがとうございます。正真正銘友だちがいないので、よければ仲良くしてくださいと媚びを売って駄文を締めようと思います。(以下レンタルパーティ置いておくので良ければ...)
レンタルパーティ
【Special Thanks】
これまでで唯一私のパーティを使ってくださり、アドバイスをくれたとある配信者の方!
あなたのおかげでザシイベルを使って目標を達成することができました。本当にありがとうございました。