【剣盾シングルS31 最終777位(レート1817)】一夜漬けカバザシイベル
初めまして、泥Cと申します。S31お疲れ様でした。
個人的なことですが今作からガチ対戦を始めた私が、念願の最終3桁を達成した記念として構築記事を書いてみようと思います。
自分の構築について話すのが目的というよりは、むしろ強い方たちからアドバイスをいただきたくて書いてる所ありますので、見てくださった方は是非是非ご指摘・アドバイスをいただければ嬉しいです。
【使用構築】
【目次】
コンセプト
コンセプトとしては至極シンプルで、以下2つです。
・カバルドンの欠伸ステロ展開からのザシイベルのパワーで撃ち抜く
・カバルドン展開が難しい相手に対してはサイクルを回しながら削りきる
構築経緯
今月は最終日寸前までステロ+黒バドザシアンの構築を使っており、最終日を目前にして「2つ目のパーティ用意するかぁ」と思い立ったのが始まりです。
(最終的に元のパーティよりも勝率がよかったため、ぶっつけ本番で最終日の一夜を駆け抜けることとなりました。)
パーティを組むに当たって簡単なコンセプトとして、ステロ+禁止伝説2匹のパワーで押し切る構築がそれなりに自分に合っていると感じたため、ステロ撒き+パワーのある禁止伝説の組み合わせから考え始めました。
まずは禁止伝説2体について、ダイマックスを切る必要なく物理の圧倒的火力を誇るザシアン。
そのザシアンが不利を取る日食ネクロや黒バド、ヌオーなどに強く、ダイマックスを切った際に特殊の超火力を押し付けられる珠イベルタルを採用しました。
どちらもアタッカー気質の禁止伝説であると共に、次の3点から自分でも扱いやすい組み合わせであると考えたために採用しました。
・物理特殊で殴る範囲の補完が上手く取れている
・片方はダイマックスを切る必要がない分、誰にダイマックスを切れば最もパワーが出るか分かりやすい
・伝説2体ルール初期から使い続けていた組み合わせのため、自分が使い慣れている
次にステロ枠だが、欠伸ステロ展開の優秀さに加え、持ち前の耐久力の高さによる初手選出のしやすさからカバルドンを採用しました。
ザシイベルと組む際のステロ枠として、カバルドンに並んで同じく欠伸ステロ展開ができるラグラージがよく挙げられますが、今回は次のような点からカバルドンを採用しました。
・ステロ以外にも砂で襷や頑丈を潰すことができて、ザシイベルの火力を押し付けられる際に切り返されづらい
・ふきとばしによって要塞化したジガルデ、ムゲンダイナ、日食ネクロなどを一旦流すことができる
・欠伸ステロ+ふきとばしによって半強制的に相手の選出を割り、自分の展開の仕方を考えることができる
(例:イベルタルのダイマックスをいつ切るか、誰を通せば勝てそうか等)
このような流れでカバザシイベルの基本選出が確定し、残りはこの3匹で戦うことが厳しそうなポケモンや構築に対してクッションになったり、サイクル戦に持ち込んでごまかしたりできるポケモンを採用したいと考えました。
中の下代表の私なりにぱっと思いついたカバザシイベルでキツいポケモンは次のような感じです。
・ザシアン ・カイオーガ
・ホウオウ ・メタモン
・珠サンダー・襷マンムー
よってこの辺りに対応しつつ、できるだけ汎用性を高めることを目指して採用したのが残りの3匹です。
まずはスカーフヒートロトム。採用理由は以下の通りです。
・珠サンダーやザシアンに対してある程度強い
・岩技のないマンムーに対して一方的に襷を削ったり、相手の裏に負荷をかけたりできる
・コピーされたザシアンに対して巨獣斬を耐えながら切り返せる
・ホウオウに対しても最低限の削りを入れられる
次に貯水の鉢巻ガマゲロゲ。カイオーガにはもちろんのこと、ホウオウやザシアンに対してもそこまで弱くないため採用しました。
相手視点すいすいの可能性まで考慮すると珠サンダーの初手ダイマを切りづらそうなのもgood。
(ちなみに元々はオボン持ちの毒ステロ型で採用する予定でしたが、いざ潜ろうとしたら上のカバがオボン咥えてたので急遽変更しました。)
最後はアッキサンダー。ホウオウやザシアンに強く、またメタモンにザシアンをコピーされた際の退き先として採用しました。
それ以外でも初手でダイマックスをしてくるような、すいすいガマゲロゲ(物理)や珠ランドロスにもダイマックスを絡めることでいなすことができるのが偉い点かなと思います。
個体紹介
ザシアン@朽ちた剣
特性:不闘の剣 性格:意地っ張り(A↑C↓)
実数値:191(188)-231(156)-141(44)-×-136(4)-183(116)
技構成:巨獣斬/じゃれつく/インファイト/電光石火
調整
HB:A244ザシアンの+1巨獣&石火を215/256(約84%)で耐え
S:準速130族抜き
A:余り
火力、耐久、素早さを全てある程度まで振っていて、よく言えばオールラウンダーで悪く言えば中途半端。
HS以外なら大抵のザシアンに対して上を取れる素早さに、ある程度広い範囲に対して陽気ASを上回る程度のパワーで圧力をかけられます。
前はHSベースのザシアンを使っていましたが、とある方の配信での話を聞いていて、やはりザシアンはある程度パワーがあってこそだと感じたので今の調整になりました。
またほぼHA特化のようなザシアンは強い人たちがよく使っているイメージですが、遅いザシアンは下手な私が使うと一生ザシアンミラーで負けてしまい、かえって勝率が落ちかねないので今の形に収まりました。(アドバイス欲しいポイント)
技構成として、言わずと知れた最強技である巨獣斬と、そのリーチを伸ばす電光石火。さらにバンギラスやラッキー、ハピナスなどの特殊受けやポリゴン2などへの打点としてインファイトまでは確定。
残りはタイプ一致技であり、ザシイベルの天敵サンダーや禁止伝説のゼクロム、ジガルデなどに対しての打点としてじゃれつくを採用したが、こうして振り返ると撃った試合の記憶が1度しかないため、ホウオウ意識のワイルドボルトの方がいいかも知れない。
(唯一じゃれを撃った試合は身代わりムゲンダイナに巨獣じゃれのPPを枯らされた。)
イベルタル@命の珠
特性:ダークオーラ 性格:控えめ(C↑A↓)
実数値:209(60)-135-128(100)-182(116)-119(4)-148(228)
技構成:悪の波動/デスウイング/熱風/不意打ち
調整
HB:A244ザシアンの+1巨獣&珠ダメを15/16(約94%)で耐え
HD:C183珠イベルタルのダイジェット&珠ダメを2耐え
S:+1で最速ザシアン抜き抜き(最速黒バドと同速)
C:余り(ステロ込みダイバーンでH199D136ザシアンが8/16で乱数1発)
先にダイジェットを積んでザシアンの上を取ることでほとんどのポケモンで止まらなくなり、かつダイマックス時の火力を出来るだけ高く保てるように控えめの個体です。
前は何も考えずにCSで使っていましたが、これもザシアンと同じくとある方の配信でいただいたアドバイスを元に改善したものです。ザシアンの前で無理やり1回突っ張れるように特化+1巨獣斬&珠ダメをほぼ耐えられるように調整してます。
技構成としてはタイプ一致技の悪の波動、デスウイングに加え、ザシアンへの打点として熱風は確定です。
残りは不意打ち以外に挑発、羽休め、追い風etc...と色々ありますが、刈り損ねたポケモンを高火力の先制技で縛れる不意打ちが強力かつ扱いやすいと感じました。
最近で言うと上位プレイヤーの方が開発された、ジオコンダイスチルでA特化ザシアンの+1巨獣&石火を耐えるゼルネアスに対して、ザシアンで削った後に不意打ちで処理が効くのも偉いと思います。
カバルドン@オボンの実
特性:砂起こし 性格:腕白(B↑C↓)
実数値:215(252)-132-179(196)-×-100(60)-52
調整
HD:C177珠サンダーのダイジェットを15/16で耐え
HB:A244ザシアンの+1巨獣斬をオボン込みで248/256(約97%)で2耐え
S:最遅ラグラージ抜かれ意識のS0個体
前から使ってる個体をそのまま使いましたが、最近は控えめの珠サンダーもよく見るので初手突っ張るのはちょっと怖いかも知れません。
技構成も極めて一般的なもので私なんかが語るようなことはありません。
サンダー@アッキの実
特性:静電気 性格:図太い(B↑A↓)
実数値:197(252)-×-150(252)-145-111(4)-120
技構成:10万ボルト/暴風/電磁波/羽休め
調整
HB:特化
D:余り
ホウオウ、ザシアン、メタモンのコピーザシアン意識のHB特化。
仕事としては主に以下2つだと思います。(正しい知識を誰か教えてください。)
・ホウオウなどに投げて一旦流すか、そのまま削るクッション的役割
・有利対面で様子見しつつ、対面や裏のポケモンに麻痺をばら撒く
技構成としては暴風と羽休めは確定かと思います。
残りはボルチェン、10万、放電などの電気技にザシアン意識の熱風、変化技で身代わり、電磁波、回電波、充電とかなり選択肢が多く、構築によって変わるのかなと思いますした。
(最終日イキってボルチェン入れてましたが、ホウオウを雑に削れる10万にすればよかったと思いました。)
弱い私あるあると言いますか、回復実や襷以外の1度消費すると無くなってしまうアイテムは使うのに抵抗がありましたが、いざ使ってみると想像以上に強かったです。
ガマゲロゲ@拘り鉢巻
特性:貯水 性格:意地っ張り(A↑C↓)
実数値:197(132)-159(236)-112(132)-×-96(4)-95(4)
技構成:アクアブレイク/地震/パワーウィップ/ステルスロック
調整
HB:A244ザシアンのじゃれつくを確定耐え
A:ほぼ特化
先述の通り、持ち物被りに気づいて急遽変更するため、構築記事でガマゲロゲを検索した際に多く目に付いた鉢巻ガマゲロゲとなりました。
故に調整もいくつか見させていただいた中でほぼ共通だった調整にしてあります。
技構成もタイプ一致技のアクアブレイク、地震とカイオーガ意識のパワーウィップまでは確定だと思います。
残りは他の方の記事を拝見していても毒々orステルスロックのどちらかが採用されており、私はパーティコンセプト的にステロを採用しましたが、結局タイプ一致技以外を1度も撃つ機会が無かったので適当なことは言えませんね。
(ただ私のパーティ的にポリゴン2やラッキー、ハピナス辺りをザシアンに一任している節があるので毒々の方がよかったかも)
使用感ですが、カイオーガへの圧力はもちろんのこと、ホウオウ絡みのサイクルに強く出られたのがよかったです。
ホウオウナットバンギのようなサイクルに対し、ホウオウを倒せばザシアン、ナットを倒せばゲロゲの水技が一貫するといった試合展開に持って行くことで、禁止伝説が2体とも不利気味なホウオウ軸に対してかなり安定して勝つことができました。
ヒートロトム@拘りスカーフ
特性:浮遊 性格:控えめ(C↑A↓)
実数値:125-×-128(4)-172(252)-127-138(252)
技構成:ボルトチェンジ/10万ボルト/オーバーヒート/トリック
調整
CS:特化
B:余り
特に調整していませんがコピーされたザシアンの+2巨獣斬も確定で2耐えしてくれますから、死に出しから、体力満タンなら後出しからでも十分切り返しができます。
またサンダーやホウオウにもタイプ上強く、有利にサイクルを回すことができます。
技構成はサイクル用のボルトチェンジに、タイプ一致技の10万ボルトとオーバーヒートまでは確定。残りはトリック、電磁波、鬼火などがありますが、先述の通りポリゴン2などをザシアンに一任している節があるため、それを誤魔化すためのトリックを今回は採用しました。
選出
基本選出:
対オーガザシアン軸/ホウオウダイナ軸: @1
対ザシイベル軸: @1
ぱっと思いついた限りで書きましたが、選出を考える流れとして以下2ステップで決めるようにしてました。
1.カバルドンから展開できるかを考える
2.ザシイベル(鉢巻ガマゲロゲ)の誰を通すか考え、そのポケモンの障害になりそうなポケモンを処理する方法を考える
最後に
初3桁を取った記念としてこれまた初めて構築記事を書いてみましたが、読みづらい駄文だったり、わけわかんないことを書いていたりするかも知れませんが許してヒヤシンス。
元々禁伝2体環境はザシイベルを使い続けており、6月は初めて黒バドザシアンを使っていた中で、最終日になってまたザシイベルに戻ってくることとなりました。
私はポケモンをやっている友人などもおらず、誰かに相談したりアドバイスをいただいたりすることがほぼ無かったので、こうして目標としていた最終3桁を達成できて本当に嬉しいです。
3桁を達成して何がしたかったかと言えば、何となくポケ勢を名乗る権利を得られるような気がしていて(個人的にですが)、これで少しでもポケモンの話ができる相手が見つかればいいなと願っております。
というわけでここまで読んでくださった方々(がいれば)、本当にありがとうございます。正真正銘友だちがいないので、よければ仲良くしてくださいと媚びを売って駄文を締めようと思います。(以下レンタルパーティ置いておくので良ければ...)
レンタルパーティ
【Special Thanks】
これまでで唯一私のパーティを使ってくださり、アドバイスをくれたとある配信者の方!
あなたのおかげでザシイベルを使って目標を達成することができました。本当にありがとうございました。