【SVシングル S10】二災三炎 - 密林チオンサイクル(最終984位 - R1905)

 

 こんにちは 泥Cと申します。

 ポケモンSVランクマッチS10お疲れ様でした。

 

 今回はSV初の3桁順位&目標にしていた人生初R1900を達成したので、自分の節目の記念・記録も兼ねてSV初の構築記事を書きます。

 

【使用構築】二災三炎 - 密林チオンサイクル

 

【目次】

コンセプト

 ただ受けるだけでなく、定数ダメやサイクルの中で着地させたアタッカーの火力を押し付けてサイクル勝ちを目指す。

 

構築経緯

 DLC解禁後、普段から仲良くさせてもらっている方にチオンジェンフェアリーテラスが強そうと教えてもらったのでここから構築を組み始めた。

 チオンジェンを使うならやはりサイクル構築で使いたいと思い、しばらくポケモンから離れていた自分でも知っていたほど「チオンドヒド」の並びとして有名な相方としてドヒドイデを採用。これを構築の軸とした。

ドヒドイデの他にドオーも試してみたが、眼鏡イーユイや眼鏡サーフゴーまで考えてドヒドイデを採用した。)

 

 次に炎オーガポンが重いので少しでも強そうなカイリューを採用した。

 

 初めてのサイクル構築だったこともあってこの先がかなり迷走気味だったが、ここまでの3体だけは最後まで変わらなかった。

 

 ここまででチオンドヒドの天敵であり、受けられても倒せないサーフゴーが重かったためイーユイを採用した。

 

 上の4匹で重かったのがガブリアスカイリュー、パオジアンなどの物理の積みポケモンと、ドヒド頼りとなっているハバタクカミ。

 これらに対して、広めに強く出られるようにそれぞれヒートロトムヒードランを採用した。

 この2枠は様々なポケモンを採用したり解雇したりと色々なパーツを試したが、最終日の深夜にこの2匹に落ち着いた。


個体紹介

チオンジェン)@食べ残し

特性:災いの御札 性格:図太い(BA↓) テラスタイプ:フェアリー

実数値:192(252)- 81 - 167(252)- 115 - 156(4)- 90

技構成:守る/宿り木の種/ギガドレイン/イカサマ

 

調整

・HB特化

・余りD

 

 物理受け担当。物理であれば水ウーラオスなどのタイプ相性上不利なポケモン相手でもテラスタルを絡めて対面から返り討ちにしたり、宿り木を入れるなどの仕事ができる。

 負けそうな試合でも諦めずにこのポケモンで残飯+宿り木で回復しつつ相手をじわじわ削っていくことでTODに持ち込んだり、或いはイカサマやギガドレ圏内に入れて交代際の相手のポケモンを突破したりして何度も逆転勝利へと導いてくれた。

 

ドヒドイデ)@黒いヘドロ

特性:再生力 性格:穏やか(DA↓) テラスタイプ:

実数値:157(252)- 66 - 173(4)- 73 - 213(252)- 55

技構成:トーチカ/毒々/黒い霧/自己再生

 

調整

・HD特化

・余りB

 

 チオンジェンの苦手な特殊高火力に対する特殊受け担当。

 相手のポケモンを1匹倒してしまえばサーフゴーやハバタクカミの前で居座ってTOD勝ちできる展開が多かった。眼鏡イーユイや眼鏡サーフゴー、眼鏡ハバタクカミなどで崩しに来ようとする相手に対しては、チオンジェンの守るとドヒドイデのトーチカで技を見てから対応できた。

 また特性の再生力がTODに際してかなり強く、初めてのサイクル構築だったからこそその有用性を強く実感することができた。

 

カイリュー)@拘り鉢巻

特性:マルチスケイル 性格:意地っ張り(AC↓) テラスタイプ:ノーマル

実数値:191(196)- 204(252)- 118(20)- × - 121(4)- 105(36)

技構成:神速/逆鱗/地震/アイススピナー

 

調整

・A特化

・HP:16n-1

・S:無振り84族抜き

・余りBD

 

 オーガポンを受けてから高火力を押し付けられる。

 最初はアンコール持ちのクッション型、次に竜舞型と試した。しかし、オーガポンへの処理の早さとサイクル構築の都合上、最初から高火力で技を打ち逃げできて拘り解除もある程度容易で相性も良いと考え、鉢巻型で採用した。

 

イーユイ)@拘り眼鏡

特性:災いの珠 性格:控えめ(CA↓) テラスタイプ:

実数値:131(4)- 76 - 100 - 205(252)- 140 - 152(252)

技構成:悪の波動/火炎放射/噴煙/オーバーヒート

 

調整

・CS特化

・余りH

 

 チオンドヒドに出てきがちなサーフゴーとの対面を作って超火力を押し付ける火力特化の眼鏡型。

 

ヒードラン)@特性ガード

特性:貰い火 性格:穏やか(DA↓) テラスタイプ:フェアリー

実数値:197(244)- 86 - 128(12)- 150 - 173(252)- 97

技構成:マグマストーム/ラスターカノン/大地の力/鬼火

 

調整

・ほぼHD特化

・余りB

 

 対ハバタクカミに加えて重めな炎オーガポンも誤魔化せるように、TLで見た特性ガード型を深夜3時に即育成・即採用した。

 結果的に炎オーガポンと対面することはなかったが、ハバタクカミに対しては十分に仕事をしてくれて、採用してからの11戦中7戦は選出することができた。

 ただオーガポンまで見ようとするのは欲張り過ぎだと感じた。眼鏡ハバタクカミのシャドボが普通に痛く、目の前のハバタクカミor交代際の相手に対して削りを入れる方が大事なことが多くて鬼火を撃つ暇もあまりなかったため、チョッキ採用の方が良かったかもしれない。

 

ヒートロトム)@オボンの実

特性:浮遊 性格:図太い(BA↓) テラスタイプ:鋼

実数値:157(252)- 76 - 174(252)- 125 - 128(4)- 106

技構成:ボルトチェンジ/オーバーヒート/イカサマ/鬼火

 

調整

・HB特化

・余りD

 

 対物理に対して受け出しつつ、鬼火を入れたりサイクルを回したりする便利枠。

 また構築が物理ポケモンの積み、特に流行っていたガブリアスが辛かったため、初手はチオンジェンの対面イカサマ、それ以外はロトムでテラス絡めながらイカサマや鬼火で対応できるようにしていた。

 他のポケモンと相性補完も悪くなかったため、採用後は初手の様子見等でとても投げやすかった。

 

感想

 初めてのサイクル構築だったこともあり、プレミが原因で負けたり、最後の最後まで構築がまとまらなかったりと苦労も多かったです。ただそれ以上に、ポケモンをやってて一番楽しい時期だったという気持ちが最も大きいです。

 毎日潜っては1戦ずつ振り返って記録を付け、色々なポケモンを入れ替えては試すを繰り返したのも、使い続けていく中でまだまだ未熟だけどサイクルを上手く回して勝てることが増えたことも、剣盾から通して最もポケモンに対して努力した期間だったからこその体験だと思います🐢

 結果として最終日はほぼ24時間対戦し、最後には5連勝で目標にしていたR1900とSV初の3桁順位を初めてのサイクル構築で達成することができて、自分としてはかなり大きな達成感を味わうことができました✨

 今回で一つ大きな目標を達成できたので、これからはR1950と3桁順位前半を目指して頑張ろうと思います!!

 

Special Thanks

🐻みつりさん

 普段から仲良くしてくださっているみつりさんにチオンジェンを教えてもらったことが、今回サイクル構築に挑戦するきっかけとなりました🐢

 連敗して心が折れそうなときもありましたが、みつりさんに何かしら良い報告をしたいというある種の意地で頑張ることができました✨

 何より数日前にみつりさんのYouTubeアーカイブで見たラストのジバコ戦を見てから、対戦に向かう姿勢が一つ大きく変わったと思います。あの試合を見たおかげで、不利な状況からでもプレイング次第でひっくり返せるという諦めない気持ちが自分の中で大きくなり、そのおかげで実際に不利展開から逆転勝利に持っていけた試合が増えました。

 何もかも振り返ればみつりさんのおかげという部分が大きいので、この場を借りて改めてお礼させてください。ありがとうございました!!

(構築名はみつりさんとチオンジェンの草タイプ要素から取って、「密林~」にしようと決めてました。)